MacのMySQLを5.5から5.6にバージョンアップしたときのメモ。

MacのMySQLを5.5から5.6にアップデートしてたんだけど、なんやかやでMySQLが起動しなくなっちゃって、せっかくなので、もう1回5.5から入れ直したときのメモ。 MacPortsは使わずにインストールしてます。 データはバックアップしてくださいねー。 バージョンは
  • Mac OS X 10.7.5
  • MySQL 5.5.29 => MySQL 5.6.10
  • phpMyAdmin 3.5.6
ちなみに、Apacheとphpは最初から入ってたそのまま使ってます。

MySQLをアンインストール

  1. とりあえず、起動しなくなってゴミになっちゃったMySQL(たぶん5.6)をアンインストールします。
    $ pkgutil --pkgs | grep -i mysql
    とすると、
    com.mysql.mysql com.mysql.mysqlstartapp
    ってのが出てくるので、
    $ sudo pkgutil --unlink com.mysql.mysql $ sudo pkgutil --forget com.mysql.mysql
    とするとアンインストールできます。

MySQLのインストール

  1. MySQL :: Download MySQL Community Server から Mac OS X ver. 10.6 (x86, 64-bit), DMG Archiveをダウンロードします。
  2. ダウンロードしたDMGファイルをダブルクリックして開きます。
  3. "mysql-5.5.29-osx10.6-x86_64.pkg"をダブルクリックしてインストール。
  4. インストールが完了したら、"MySQLStartupItem.pkg"もダブルクリックしてインストール。
  5. 次に、"MySQL.prefPane"もダブルクリック。これでシステム環境設定に"MySQL"の項目が追加されます。
  6. 追加されたMySQLの設定画面を開いて"Start MySQL Server"を押すと起動します。
  7. 起動するとこんな感じです。 MacのMySQLを5.5から5.6にバージョンアップしたときのメモ。
  8. mysqlへパスを通すため、ホームディレクトリの".bash_profile"を開きます。
    $ vi ~/.bash_profile
  9. mysqlへのパスを記述して保存します。
    export PATH=$PATH:/usr/local/mysql/bin
  10. 設定を反映させます。
    $ source ~/.bash_profile
  11. とりあえずrootのパスワードを変えておきます。
    $ mysqladmin -u root password 'pass'
  12. "my-small.cnf"をコピーして、設定ファイル"my.cnf"を作ります。
    $ sudo cp /usr/local/mysql/support-files/my-small.cnf /etc/my.cnf
  13. "my.cnf"を開いて、
    $ sudo vi /etc/my.cnf
    各セクションに文字コードに関する以下の設定を追記します。
    [client]
    default-character-set=utf8
    
    [mysqld]
    skip-character-set-client-handshake
    character-set-server = utf8
    collation-server = utf8_general_ci
    
    [mysqldump]
    default-character-set = utf8
    
    [mysql]
    default-character-set = utf8
    
  14. [システム環境設定] - [MySQL]を使ってMySQLを再起動します。 または、以下のコマンドで再起動します。
    $ sudo /usr/local/mysql/support-files/mysql.server restart
  15. ログインしてみます。
    $ mysql -u root -ppass
  16. ログインできたら status を確認してみます。
    mysql> staus
    このうち、
    UNIX socket: /tmp/mysql.sock
    はあとで使うのでメモります。

phpMyAdminのインストール

  1. [システム環境設定] - [共有]から、"Web共有"をチェックします。これでApacheが起動します。
  2. phpMyAdmin - DownloadからphpMyAdmin-3.5.6-all-languages.tar.gzをダウンロードします。
  3. ダウンロードして開いたフォルダを、/Library/WebServer/Documents/phpmyadmin/ に置きます。ディレクトリ名は適当にリネームします。
  4. 設定ファイル"config.inc.php"を作ります。
    $ cd /Library/WebServer/Documents/phpmyadmin/ $ cp config.sample.inc.php config.inc.php $ sudo chmod 660 config.inc.php $ cd ../ $ sudo chown -R www:www phpmyadmin
  5. "php.ini"を作ります。
    $ sudo cp /etc/php.ini.default /etc/php.ini $ sudo chmod 644 /etc/php.ini $ sudo vi /etc/php.ini
    "php.ini"の中のソケットの設定を上でMySQLのstatus見たときに表示されたパスに変更します。
    mysql.default_socket = /tmp/mysqld.sock
    mysqli.default_socket = /tmp/mysqld.sock
    
    このソケットの位置が一致しないと、ログインしようとしたときに「#2002 MySQL サーバにログインできません」ってエラーが出ます。
  6. ブラウザでアクセスして root でログインします。
    http://localhost/phpmyadmin

MySQL5.6へバージョンアップ

  1. [システム環境設定] - [MySQL]でMySQLを一旦停止します。
  2. MySQL :: Download MySQL Community Server から Mac OS X ver. 10.7 (x86, 64-bit), DMG Archiveをダウンロードします。
  3. ダウンロードしたDMGファイルをダブルクリックして開きます。
  4. "mysql-5.6.10-osx10.7-x86_64.pkg"をダブルクリックしてインストール。
  5. インストールが完了したら、"MySQLStartupItem.pkg"もダブルクリックしてインストール。
  6. 次に、"MySQL.prefPane"もダブルクリック。これでバージョンアップはオッケーです。
  7. rootは5.5時代のパスワードでログインできなくなっているのでパスワードを設定します。
    $ mysqladmin -u root password 'pass'
  8. [システム環境設定] - [MySQL]を使ってMySQLを起動します。
  9. ブラウザでアクセスして root でログインします。
    http://localhost/phpmyadmin
これでMySQL5.6へのバージョンアップ作業はいったん終わりです。 つづきます。。。



2013年02月07日 Posted byozamasa at 23:27